ジャガイモを食べて世界を変える夕食会
ポケットマルシェ とのコラボイベントです
こんな体験ができます
これは、世界を変える料理です。
世界の約70億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調で苦しんでいます。誰もが一度は耳にしたことがある世界の現実でしょう。同じ地球に生まれてきた人間として他人事とは思えないと、ひとりの若者が立ち上がりました。渋谷駅から徒歩10分のところで生まれ育った田中陽可さん(26)はこの飢餓問題を解決するために、1年前に群馬県南牧村に移住し、農家になりました。
田中さんはどうすれば飢餓問題の解決に貢献できるかを勉強していたとき、「土地収奪」の実態を知りました。国や企業が外国の土地を買い、作物を育て、収穫物は自国や世界市場で売る。例えば、日本のある企業はアフリカの土地を買い、そこで缶詰め用のトマトを栽培して販売します。その一方で、アフリカの国には栄養失調が原因で亡くなっている人たちが大勢います。
食べるものがなくて亡くなる人がいる国から、食べものが出ていく。だったら、アフリカの国で収穫したトマトは、アフリカで食べられればいい。いままで外国で生産していた分は、日本国内で生産すればいい。それが、田中さんが出した答えでした。そして、田中さんは自らが農家になるという形で実際に行動を始めたわけです。
今回の食事会では、田中さんが育てた野菜を使います。食材購入費の一部は、アフリカやアジアの学校の給食費として寄付するそうです。ちなみに、100円の寄付で5食分がまかなわれます。田中さんの野菜を購入し、料理し、食事をすることは、飢餓を生み出す構造にメスを入れるだけではなく、すでに今、栄養失調で苦しむ子どもたちを救うことにも貢献します。
さらに、田中さんは農薬も肥料も一切使わない自然農法で野菜を育てています。つまり、自然環境に負荷のかからないつくり方をしているということです。
誰にとっても身近な食べるという行為は、世界を変える入り口になりえる。インド出身の思想家のサティシュ・クマールはそう言います。
「よき食生活とは、地球への負荷を減らすことを意味します。だから、世界の問題を解決する第一歩はあなたの今日の食事からです。食卓に何がのっているか。どんな食べ物を口にするか、です。もし私たちがいかに食べ、座り、眠り、歩くかを知ってさえいれば、現代世界の諸問題は解決済みだと私は考えています。私たちの小さな行動が世界に絶大な影響を与えうるのです。自分と世界の変革は、『今、ここ』から」。
私たちの小さな行動が世界に絶大な影響を与えうることを私たちはもっと自覚すべきではないでしょうか。そのことを確認し合いながら、田中さんの野菜をおいしくいただく夕食会としたいと思います。当日はなんと!その田中さん本人が自ら野菜を運び、夕食会に参加してくれることになっています。田中さんのお話をじっくり聞く時間も設けてありますので、どうぞお楽しみに。尚、会費の中に田中さんの足代も含まれていますのでご了承くださいませ。
◉お品書き / ポテトサラダ、肉じゃが、バターナッツかぼちゃスープ、米ナスピザ、甲州とうもろこし料理などにする予定です。
◉田中さんの野菜はポケマルから購入できます!
https://poke-m.com/producers/4237?related_article_type=products#detail_relation
◉会場は四谷地域センター調理工作室です。
http://ycc.tokyo/
みんなのレビュー 1件

Daichi
2017.12.01
ポケマルのファン?の方がたくさんいらっしゃいましたね!
今回はお米の回でしたが、ぜひまて他の食材の回も行ってみたいです!
ありがとうございました〜
主催者
世界初の食べもの付きマガジン「東北食べる通信」編集長、そして生産者から旬の食材を直接買える「ポケットマルシェ」社長をやっているのに、料理はほとんどしたことがありません。
口だけ人間と言われないように、ぼく自身、料理に挑戦し、「食」の時間を豊かにしてみたいと思い、キッチハイクに登録しました。
ぼくと同じように料理あんまりしたことないけどやってみたいっていう男性諸君や、あの高橋博之がつくる料理をひやかしてやろうっていうみなさまのご予約を戦々恐々としながらお待ちしております!